闇バイトで逮捕された犯人の父親への取材記事です。
　父親の言葉から、家族がどれだけ苦しんでいるのかが伝わってきました。安易に闇バイトへ応募している若者への警鐘ですね。

　闇バイトの恐ろしさが改めて分かります。特に、家族への影響は計り知れません。
　今回の記事は、闇バイトが応募した本人の問題にとどまらず、家族や社会全体に大きな傷跡を残すことを、改めて私たちに教えてくれます。

　なぜ、若者たちは闇バイトに手を出すのでしょうか？
　経済的な理由、将来への不安、遊ぶ金欲しさ、あるいはただ単に刺激を求めているのかもしれません。いずれにしても、闇バイトは決してそれらの解決策にはなりません。

　スレッドでは、闇バイトを犯した若者の両親についての批判も、少なからずありました。
　家庭環境や躾の悪さが、子どもを闇バイトへ走らせる原因になったのではないか、と。
　難しい問題ですよね。明らかに子どもを放置して、無関心だったケースもあるでしょう。

　ただ、この父親はそれなりに子どもにきちんと躾をして、関わりを持とうとしていた様子は記事からうかがえます（話している内容が事実であれば）。事件を起こしたのも、疎遠になってから7年経過した後です。
　この両親も、いったいどうすればよかったんでしょうかね。事前に防ぎようはなかった印象を受けます。

　このような、誰も幸せにしない闇バイト。大きな社会問題だと言えます。闇バイトがらみの少年犯罪まで起きていますし。
　何よりもまず、若者が安易に応募をしないように、行政ばかりでなく、社会全体でもっと真剣に考え、対策を講じなければいけないですね。
　例えば、学校での啓発活動の強化、闇バイト募集と思われるSNSなどの投稿をいち早く検出し、削除やアクセス制限を課すなど。

　指示役などの犯罪の大本になかなかたどりつけない現状、今はとにかく、少しでも闇バイトの実行役を減らすためにやれることをやる。こういった姿勢が必要でしょう。
　治安の悪化は、誰にしも影響のある話です。私たちの未来を脅かすこのような犯罪が、一刻も早く根絶されることを祈ります。